薬剤師のきなこです。
インフルエンザの高熱でぐったりしている子ども見てるのつらいですよね。
親としては1日も早く元気になって欲しい。
そう思って薬を飲ませようとしてもなかなか飲んでくれずに困った時に試して欲しい方法を紹介します!
目次
タミフルドライシロップとは
乳幼児のインフルエンザによく使われるお薬です。
小さな子どもはドライシロップといって粉薬が処方されます。
子ども用のお薬にも関わらず、このタミフルは苦味があり、苦手な子が多いお薬です。
うちの子もインフルエンザになったとき飲んでくれなくて困りました。
ただでさえ、ぐったりしていて機嫌も悪いときに、タミフルに限らず薬は飲んでくれないのが現実です。
タミフル
インフルエンザのお薬
インフルエンザウイルスが増えるのを抑えることで治るまでの時間を短くする
飲み方は1日2回 12時間ごとの服用
食事の影響は受けないため、食事に関係なく服用可能
熱が下がっても5日間飲みきる
症状が出てから48時間以内に服用する
タミフルの味
ミックスフルーツ味
タミフルはミックスフルーツ味ですが、甘みとほぼ同時に苦味が出てきます。
苦味をマスクする為に、コーティングがされていますが、コーティングしきれてない…。
たしかに子どもにとっては飲みにくい味だと思います。
おすすめの飲み方
①少量の水で飲む
口に入れたらすぐに少量の水でごっくん!
意外とコレが一番楽で飲みやすいです。
ポイントは、口の中に入れたらすぐに水で流し込むこと!
コーティングが溶けて苦味MAXになる前に飲んじゃいましょう!
②スポイトを使う
水で溶かしてスポイトで飲ませる
この方法はお粉がそのまま飲めない赤ちゃんや子どもに使うことが出来ます。
スポイトを使って少量のお水でお薬を溶かします。溶けてさらさらになればOKです。
溶けたお薬をスポイトで取り、ピュッと口の中に一気に流し込みます。
飲ませ方のポイントは、頬を伝わすように口の際から飲ませてあげること。なるべく舌の上にはのせず、のどの奥に流しこむようにしましょう。
この方法も時間が経つと苦味が強くなるので溶かしたらすぐに飲ませましょう。
スポイトは薬局やamazonなどで購入できます。
③服薬ゼリーを使う
服薬ゼリーで飲む
薬局などで販売されている味付きのゼリー状のオブラートを使う方法もあります。
④食品と混ぜる
タミフルと混ぜると飲みやすくなる食品
・ヨーグルト
・チョコアイス
・ココア
・オレンジジュース
・スポーツドリンク
ポイントは、混ぜる食品の量は大さじ1杯程度の飲み切れる量にすること!
お薬を飲んだら、残りのジュースや食べ物でお口の中をリセットしてあげるといいです。
後味に苦味が残るので、残りのジュースや食べ物でお口の中を洗い流すイメージ!
よく飲めたと聞くのはココアです。
⑤単シロップに混ぜる
単シロップは甘みが強く、苦味をマスクして飲みやすくする為に使われるものです。
薬局で貰うためには処方箋が必要となるので医師に相談してみるといいかもしれません。
単シロップがない場合は、コーヒーなどに使うガムシロップが代用できます。
ガムシロップ1個は多すぎるので、お薬と混ざるくらいの量で試してみてください。
タミフルを飲ませるときの注意点
混ぜると飲みやすくなる食品を紹介しましたが、混ぜると相性が良くない食品や混ぜてはいけない食品もあります。
混ぜると相性の良くない食品
・りんごジュース
・乳酸菌飲料
・バニラアイス
・練乳
・お茶
・牛乳
混ぜてはいけない食品
・ミルク
・母乳
・ごはん
・おかず
嫌いになってしまうと困るので、毎日口にするものには混ぜないようにしましょう!
お薬を飲む時の雰囲気作りが大切
たとえ、お薬が飲めなかったとしても少し治りが遅くなる程度です。
重症化を防ぐために処方されますが、ほとんどの場合は自然に良くなります。
あまりお薬を飲ませることに必死になりすぎると、子どももそれを感じ取りお薬嫌いになる原因にもなります。
楽しい雰囲気でお薬を飲ませるように心がけましょう!
まとめ
タミフルドライシロップは苦味があり飲みにくいお薬です。
お子さんにあった飲み方を見つけてお薬と上手に付き合って早く元気になってもらいたいですね!
お子さんがタミフルをなかなか飲んでくれないという時には、これらの方法を試してみてくださいね!
*医師から特別な指示がある場合には、医師の指示に従ってください。